2016年1月13日水曜日

2015September モンゴル トレッキング 記録


 


0215年9月  モンゴル トレッキング 記録。

 目標-パワースポット "おかあさんの岩"  
「駆け足」でアタックする。








さあ、 始めてみよう!  

   駆け足 とは馬の歩様のひとつで、4段階の3、早めの走りである。たった6日のトレッキングの記録をまとめるのに3カ月かかった。(笑)   しかたないな^o^/  それだけえるものが多かったということだきっと。


プラン   :6泊6日 乗馬トレッキング    9/4日-9/10日
       モンゴル西部の町ナライハ近郊から  パワースポットЕЕЖДЕЕ  Eejidhee  エエジデー
       「お母さんの岩」まで。  距離  往復約120キロ


 ツアー  編成      日本語通訳&馬ガイド  一名 
           馬二頭、運搬車、ドライバー一名。
                       専任コック 一名       客      ひとり。


      、、、、、という、のっけから冗談のような編成だ。    客は他に申し込みがあればふえたはずだが、ひとりでも決行。  費用約800ドル。 (トレッキング分のみ) 
    だが、モンゴルでは 一般的なツアーでも、世話役2,3人に客ひとりはいまのところ珍しくない。  ただ、近年、急激に経済が高騰しているので、庶民<どちらかというと貧>の出せる費用でこんなことができるのも、あとしばらくの間だろう......。


<9/4日...じゃなくて5日になってしまったモンゴル到着>

  行きは、数回のモンゴル旅行でも始めての、関空から仁川経由コース。 今回は大ラッキーで往復75000円。 一番安くつき便数も多いポピュラーなコースだが、なぜか初めてになった。^o^   大韓航空のCAの綺麗さと優雅さとしかしなぜか胴の長さが印象的であった。中継の仁川空港も超でかくて、伝統楽器のビートルズ生演奏もみれた。    仁川で離陸前なんか不具合があって、(、;;)  ただでさえ10時過ぎ着なのが、真夜中にウランバートル着。延着のせいか、入国審査にもかなり時間がかかった。

待っていてくれた出迎えの人々。通訳ガイドのシンフー、ツオクト(小) (後述^^) と
そのままナライハへ。
  

 宿へは2時間ほどかかるとのこと。 じつは機内で少しジュースを飲んでから水がなくてのど
がすごく渇いてた。 旅行中、非常用に食料はいつも少し携帯してるんだが...仁川からもペットボトル類は機内にもちこめない。  夜中なのでウランバートル空港でも飲み物を入手できない。  よく考えりゃ予測はできたことなんだが... そこまで考えてないしw。 

  草原どころか、入国まえから給水の手配に苦労するとはな~。


 途中開いてる店を探してくれたが、水を売ってる店はなかった。
   1泊目は  テントでなく  ツーリストキャンプだ。    草原にある。モンゴル、ユーラシアの他の地域でも呼び名は違えよく似た遊牧民のテント住居、  「ゲル」    を利用した、コテージ形式のホテルといったところ。  10-20程度のゲルと、他にオフィスやレストラン、時にはシャワーなどの施設がある。ゲルは本物とほぼおなじだが、  客用に豪華にしてしまってるところや、形だけにた「ゲルもどき」もある。


*なぜか亀。水の少ない国だが亀も物語があるらしい。
    真夜中だがスタッフを起こしてくれた。女性が出てきてストーブに火と、飲料水のお湯をわかしてくれる。  定番のサービスだ。やっとお茶にありついた。


 


一日目、朝

キャンプのこぎれいなレストランで朝食。パンや、バター、ハムみたいなもの。
スーテーツァイ       斧がないと飲めないお茶^^。
  モンゴルのミルクティーだ。遊牧民は朝、外から帰ったとき、...まずこれを飲む。キャンプ中ももちろんずっとこれを飲む。
 砂糖ははいってない。    茶は紅茶よりウーロン茶などに近い香りだ。それにミルクが絡んで、入れ具合によってはすごくいい感じ。 南から運ばれてくるらしく、レンガのような塊になってて、斧とかごつい刃物で削らないといれられない。
  しかし食事中、ガイドのシンフーが、「ツオクトさんがガイドのはずだったけどほかのお客さんができて、6日間僕がガイドする。」 と言い出す。
 …のっけからモンゴルだよ。
「ツオクトさん」は乗馬コーチの名人で、てびろく草原ガイドの仕事をやっている。そうきいた私は、ぜひ彼にガイドしてほしく、 問い合わせの段階で、彼にガイドしてもらえる日程に合わせるためにえらい苦労したのだ。そう相談しながら予約を取った。ガイドが変わっただけ...などとは言わせない。
(ちなみにお迎えに来たツオクト(小)は、運転手で、全然別の人。^^ 別に小さくないが..若いからまあいいかとそう呼ぶことにした。)
 

移動の予定や地理など、楽しく話していたが、とたんにブスっとなる私。指示に従ってるだけのいるシンフーさんを責めても、…だが、とにかく目の前のヤツに全力で抗議する。
 モンゴルでは予定は常に未定である。 まずい変更があった場合、その場ですぐに断固表明しないと、  「てきとうでいいんだ」と思われてしまう。 言葉も十分には通じないのだし。 責任者はだれなのか、どこにいるのか、「責任」とか「契約」という言葉の意味すら同じであるとはいえない。 連絡が取れるのかどうかも、つねに状況しだいなのだ。 

出発前会えるというので、それまでまつことに。

 馬が引き出され、ツオクト(大)^o^もやってくる。 

 長身の、冷静な顔立ちの人物。 とにかく握手して話す。彼は今日午前中だけで、午後は20人ものお客さんの案内が入り、そちらにいかなければならないと言う。 手配してくれた長岡氏とも電話連絡がつき、抗議。 だが「ツオクトさんのコーチは一日目だけで..」とか言い出し、はなしがよけい混乱。

 ただ、言葉の壁もあるし、受け入れ側でも、モンゴルでは旅行の形態も、不便なところへ時間と金を費やしていく者の目的も、さだまっていない。 勘違いも手違いも山ほど起きる。 
  そこが文化も歴史も違う国への旅行のおもしろいとこでもあると思うし、トラブルを楽しむくらいの根性は必要だと思うが、、、、、 行き違いが起こった場合だれだって自分のがわに都合のいいように考えるものだが、そうなると地元民が有利であるwww。  黙って振り回されるべき、というのは全く違う。 


 ツオクト氏は、午前中だけのつもりだったが、今日一日ガイドする。とのこと。あわせて新ガイド、シンフー氏の様子もみさだめてから、あらためて話し合うことにした。




☆  はい、ここからやっとツァースタート^^  ☆
1日目  ナライハ近辺  

編成は前記のとおり

ガイド2名  馬3頭
ちなみに前掲の写真はべつに練習というわけじゃなくて、馬の様子見にちょっとだけ引っ張ってるとこです。^^ この馬はごついけど、性格は素直でした。


一週間を共にした馬たち。


<「戦車」号>


ごらんのように大変配色デザインの美しい馬である。

そしてとにかく強い! モンゴル馬としてもタテ方向にはやや小ぶりなほうだが、体型や筋肉のつき方が   重種(重労働向きの大型馬)の血でもひいてるんじゃ?,と思わせる。




 




たぶんまだ若い。 強いが素直で明確に指示うぃだせば、ちゃんということを聞く。    ただし走りはじめると私の力では全力で手綱をひいてもなかなか止まってくれない。  パワーが強すぎてなかなか止まれないようであるw

ナイーブな馬は行きたい方向を見てるだけでそっちにいったり、水たまりをよけてくれたりするが、そういうデリカシーには欠ける模様であるが、小さな物音に驚くような不安定さがないし、初心者の不安定な指示にいらだつようなところもない。 力の弱い初心者ががんばって早く走る時は
注意が必要だが、たいへんいい馬である。

しかしケツが痛かった;; 体が筋肉質骨太で固いのである!! それがガンガンお尻に当るもんだから、、、;;

<ジャガルまたはシャルガ君>




ジャガルとは、川原毛という毛のこと。モンゴル馬には多い毛色である。この毛色には興味があり、散々調べてるのだがいまだにさっぱりわからない。書き始めたがきりがないのでカットwww。別ページをもうけますのできょうみのある方は読んでやってください(;  ;)   m(_ _)m


体力的には戦車君に比べてだいぶ弱いよう。でも、普通、強い馬は弱い馬に先頭を譲らないけど、 戦車君と並んだりするとジャガルがリードを取りがちw。 

 馬の上下関係は、力では決まらない。  知識経験が大きい。  たぶんかれのほうが年上なんだろう。

<車>
くるま。

こんなん。いろいろつんである。




さて昼食。  あらためてラインアップを。 



きれいなサラダ、軽食に飲み物。   

午前2時間、午後2時間、あとは食事のしたくと昼寝の時間だ。  えらいあき時間おおいが、乗馬トレッキングの時間はだいたいどこでも日本でも、一日合計5時間程度。そんなもんだろう...。




 



 右から シンフー、ツオクト(小) ツオクト(大)  そして料理担当の ザガッソー  ツオクト(小) とザガッソーは夫婦である。二人はいずれツーリストキャンプを持ちたいそうだ!!








シンフー。(の頭)



ザガッソー。 逆光でよくわからないが美人である。






ツオクト(大 小 はあまりいい写真がなかった...
似顔絵も失敗した..かきなおすひまなくてごめんよ 
~この絵よりはちょっといい男だよ..)


  
  さて、  ツオクト(大)は白い馬。やや胴長だが細身で足も細め、のシャープな馬。モンゴルでも馬の通人は細身の足の速い馬を好む。  シンフーがジャガル、私が戦車君である。

 私はとにかくあまり「駆け足」で走ったことがないので、今までつかったことのない 鞭の使い方をマスターすべく手製鞭を持参。 用意したクリップで袖に 留めて出発。
 話がいっていたのか、ツオクトはとにかく走らせてくれようとする。  だが、ガイドがあおって走るのは、こちらのリズムにあわせられないので乗りにくい。ストップしてあおるのをやめてもらい、 鞭を使う練習をする。以前使ったことのある遊牧民のやり方、「ロープをまとめて鞭代わり」、や 「木の枝」ではどうしてもうまくいかなかったのだが………、なかなか走り出してくれないときでも、普通の形の鞭でぴしっといれれば、、問題なく駆け足してくれる、これは簡単だとわかった。    

、とにかく馬はよく走った。   気持ちい~。  ただ、戦車くんの体の硬さ+ 普段の運動不足おもに後者のせいで  のっけからケツがいたくて... 坐骨神経痛になってはと、鞍からお尻を離すため、 あぶみを踏んで立ちあがりっぱなしで走った。 
 (←後から考えると、これが余計まずかったと思われるW)

  
WWWWWW腰痛の話はこれからずーーっとつづく。 がとにかくまだ一日目である。WWWWW


..ツオクト(大)がさすが、と感動したことがあった。

ふつう馬をあおってはしらせる場合.後ろから木の枝を振り回したり、馬でラッシュしておどして走らせるが、    でなくて目で合図するだけで馬に指示しているらしいのに気がついた。 サーカスの訓練などのように、なにか合図でもあるのだろうか、?いやそういうものではなさそうだが..  
  明白なサインがないのになんでわかる、といわれると表現しにくいが... 見ていればわかる。  気心の通じてるサッカーチームをみてる感じ。 
 これは、あとで気がついたがツオクトほどスムーズにではないが、シンフーも多少できる、ということがわかった。  たぶん。(全部妄想かもしれないが。)
  




すこし雨が降り始める。

レインコートと防水ズボンに着替える。 でもコートがバタバタいって、ツオクトもシンフーも
馬がおびえるかもとのこと。ズボンの中に詰め込む。  ただでさえアンコ体型なのに。.............
草原では服装や装備の用意に時間がかかる。乗馬そのものよりかかることも多い。
でも、少々の音でおびえて駆け出したり、というのにいままででくわしたことないんだけどなー...遊牧民はけっこうどんな服でも着てるし、
もっと危険なことが見過ごされまくってるよな気がするが.... プロが口をそろえていうんだから間違いないだろうとは思うが....




   で、午前に引き続き、手綱を扱いやすく考えたり、鞭の持ち方なども工夫したが、、
腰が痛すぎたり、バランスとりにくくて とまってほしくても、   

「走るよりとまってもらうほうが難しい」ことになってしまった。





そして夕食。 

虹である。

モンゴルでは珍しい雨と虹が出迎えてくれたことに乾杯。

おみやげの日本酒を開けた。

といっても荷物が大変なんで、頼んだら、長岡氏がウランバートルで探し回って見つけてくれたらしい^^なりゆきで無理させてしまって悪かった...ありがとう!!;;^^





 
 
 
ちょっとここで宣伝ページ、このツァーのあと、このツァー社の 乗馬解説のイラストを書かせていただきました!!
ツァー案内もあります!!日本語です。!
 




 私は、ヨーロッパ式乗馬は正規に習ったことはなくて、クラブなどで体験コースをなんどかやってみたが、インストラクターによって極端に評価がばらばらで、「すごい、ほとんど経験ゼロで後退をさせられた人はあなたが始めて」かと思えば「あなたは乗馬の才能ゼロ。世界中どんな馬でも自分で動かせないだろう。」と言い切られたこともある。(ボス馬の率いる群れを動かしたこともあるんだけど。)  

 長岡氏に、「そういうことを名人コーチに伝えてください」、といってあったのだが..  あまり期待はしてなかった。 モンゴル人はおおらかで、「ここがやりにくい」とかいってもすべて "スゲール"(だいじょうぶ) で押し切られてしまう、 と思っていたので、 名人コーチでもモンゴル人、 こんな抽象的なことをいっても意味なくて、直感と実行でコーチするんだろうなー、と思いながら、一応いってみたんだが   、... 予想はいいほうに裏切られた。  ツオクトは、すぐうまくなるアドバイスと言うのではないが、゛よくなる方法をいろいろ、模索する"という、分析的で教育的な態度で対処してくれた。
この人は、ビジネスマンとしても優れているのではないかと思う。
 

ツオクトさんがたしかにコーチ名人だというのはわかった。 でも、シンフーさんについては確認できなかった。 こうなると余計、ツオクトさんのガイドに執着したいところなんだが...

  昼も、夕食のときもいろいろな興味についてきき、たのしい話をしてくれたが、午後から20人のお客さんのガイドをしたいのを、、夜まで(といってもまだ4時だが)つきあってくれたのだが... あらためて話し合う。 ツオクト氏は「20人のグループを他の者に任せて、マーさんのツアーをガイドする。」といったくれた。 ..こういわれては、これ以上ごり押しはできないもんだ。
 「行って下さい。シンフーさんにガイドしてもらいます。」 とこたえた。

日本人をよくわかっている人だなあ、^^    モンゴル人にこういう対応をする人はあまりいないだろう。
    しかし私が「じゃうそうして」と言い出すリスクはあったのに、申し出てくれたことに感謝。

#しかし、こちらもちゃんと申し込んだつもりだし、いろいろ犠牲にした。無条件では引っ込めないw。 「ツアー終了後、ツオクトさんのうちにホームステイ一泊させてもらう予定だが、 それを無料にしてくれ。」  とした。ホームステイ一泊ならあまりリスクもないだろう。
     ☆ 商談成立。^O^/ 

そういうと、彼はすぐとびあがって白い馬に乗って走り去った。













*馬を水場につれて行き、 逃げないように足を縛り、夜明かしの用意をする。











<2日目  9/6>

   一日目は練習のためナライハのごくちかくだった。今日は午前中、やや山方向へ入り、鉄道をわたった。  意外なことにここでは柵等で線路をまたいで通れず、なんか、曲がりくねったカーブに、 くぐれる道がある。 一見えんえんと平原なのに、ぐるぐる回りこまないと通れないのだ。 
 北京からシベリアへと続く鉄道。

きのうは雨でレインコートを着込んだが、今朝も振りそうだったので非常用の防寒ダウンコート。、
  鞭を持ち、平らなところではとにかく走りたくてがんばる。  走らせるのは問題ないが...
不安定になったとき、全力で手綱引いても、やはりなかなかとまってもらえない.....。 

車はずっと、のろのろつかずはなれず、ついてくる。

鉄道をわたったところで、午前休憩。 
コートは動きにくすぎるので、 モンゴルは乾いた国で、雨にぬれてもすぐ乾く。♪ 軽装でいくことにした。 荷物を出してもらい、着替える。
  
  そこからゆるい降りで道も開け、走りやすかったのだが、 戦車くん跳ねるはねる、
走るとき前のめりで、尻があがって(踏み込がいいのだが)、乗りてははすぐ不安定になったり、尻にどかどか彼の尻が当たって痛い。暴走してはとまり、暴走しては必死で鞍にしがみつきながら手綱を引く。
  普通の馬ならこういう不安定な扱いは、いらだって段々乗り手の言うことを聞かなくなってくるものだが、戦車君とまれの合図に鈍感な代わり、走れやまがれは、明確に指示すればすなおにしたがってくれる。

すげえ単純なヤツだ。w  
 はっきりいって好きだ。やりにくい点もあるが気に入った。


昼。

<馬乳酒 >(Airag koumis)


希望のきれいなサラダなども入った昼食^o^/
私が馬乳酒を好きだと聞いて、運転手とクッキング担当のザガッソ〜とツオクト(小)(とペアが 近隣の家から買っておいてくれた。^o^/...
馬乳酒、アイラグは日本語訳では酒とついていて....実際アルコールも含んでいるのだが、子供ものむ健康飲料である。 英語ではkoumisとよばれる。ウランバートルのスーパーでは乳製品のコーナーに売ってる。
  味は、、熟成の浅いものは気の抜けたヨーグルトみたいだが、いいやつは 凄い酸っぱい。だが 乾いた草原で乗馬のあとは、気合はいるのだ!! ⭐️ビタミンc豊富とのこと。

つくったばかりで気合のないやつでなく、白さもきれいでしっかり酸っぱい上物。 上機嫌で、前回2012年の旅行のときあまり飲めなかった不満を解消すべく、たくさんいただく。 、、、で、、、




「うぷツ、、、」


アイラグ(馬乳酒)で吐いたことはまえにもあるが、、、、あのときのは熟成しすぎて酢みたいなやつだった。今回のは色も味もいい。    でも、、、            「うぷ うぷ」。
、、、、、、、、 、、、、せっかくの昼食がぜんぶ@(@@@、、、、、




だがアイラグを飲んで吐くことはよくあるらしい。
「馬乳は絶対体に悪くない。吐くのも体にいい。」

と、腹押さえてのたうちまわってる人間に、モンゴル人はそうのたまうのだ。
、、、実際、シンフーに聞くと、酒飲みすぎのときとか吐剤につかったりしてるみたいである。
...薬といえないこともないのか・???W 大腸菌感染とかとは違い数時間で治るようである。
この時はせっかく手に入れてきてくれたからと、ちょっとがんばって飲みすぎた。


ちなみに、この数日帰国の直前、ウランバートルの店で「ちょっとだけ」と思い遊牧民フードの店で再び飲んだが、、、、、ていうかほんとに舐めたていどなのに、、、もう空港へたたなければというときにエライことになるのであった。
結論
アイラグは今回で堪能した。
マジ本気で二度と飲みません@@@、、、






シンフー。

アンコ型だが、実はХθвсгθл県 フヴスブル、、、でいいのかな、 もっとも北の地、深き湖と、鹿をも乗りこなす部族の出身である。


ブフ(モンゴル相撲)もやるという。ずっと民族衣装デールを着ていた。髪型も伝統的だし、遊牧民でもめずらしい。伝統的風俗にコダワリがあるようだが、日本語は堪能で、歴史にも詳しい。聖徳太子に興味があるそうだ。
馬の動かし方は飼い主でもあるツオクトさんほどではないかもだが、私の「こうやったらよくなるかも、あれをかえたら、、」に根気よくつきあって、「それは危険だがじゃあこうしたら」、、、などとサポートしてくれた。
「聖地駆け足突撃」を果たせたのも彼の根気のおかげである。





     

<で、午後の乗馬>

 午後は車で移動することに...ショボン...  (戦車君にはツオクト(小)がのる。運転はザガッソー。).....


 ...........しようとしたが、    

                     「うぷ」。

車のゆれが気持ち悪くて、走り出した車のドアをあけた...........。@@@@@@
「馬でゆっくりいったほうがまし」ということになった。




        < 馬追歌 >


よろよろと進んでいたが、元気を出したくてぼーっつと歌など歌うと調子よくなり、すこし走れ、結構進んだ。

  「知床旅情」歌い始めると、流れるように歩調が早まる。こっちも力が抜けて気分がよくなり、 結果この日はまあまあ走れた。
こんなにうまく行くならともっと歌おうとしたが、持ち歌が少ない。w

「おおスザンナ」は戦車くんにいたく気に入ってもらえたようで、とっとこ走る。

もともと私は
手綱は停止の時と大きな方向転換にしか必要ない、ムチも不要、と思ってて、「馬は私の見てる方へ行ってくれるし 、かけ声をかければ走る。」…と思っていたのだが、 ご機嫌の悪い馬やプライドの高い馬にさんざんなめられてw、走っていただくにはやっぱ必要 と感じ、今回はじめて手綱をしめたりムチを使ってみたのだが、、、 歌で鞭の代わりになれば儲けものである。


でも何回も同じ歌もな〜、、、
しかし次回は曲をしこんどく というのは検討に値するプランである、、。







足縛り駐馬法>
"Hobbles" I think most of horselovers don't know
about this.. Thank you very much for information
Liz Kammerer!!

キャンプなどのとき馬を近くにとどねるに有効な方法 。だいたい前足を縛るが、

片側の前後肢を1メートルほどで繋いで 走るのは無理、にしたりその時その時でいろんな方法を取る。










しかし車がある場合、車に繋いでもいいんじゃないかと思うんだが、、、








 

 

<サンダーストームな夜> 





  さて きげんよく走れた後、一行は山間.....といってもモンゴルの山は傾斜がゆるくひくいし、木もほとんどないのだが、 真ん中を道が通る谷に、一泊することになった。  斜めには、遊牧民の3.4件のゲルからなる住居がある。

   気分はよかったが、お腹は まだひくついてたので、用意したパックご飯でおかゆを作ってもらうことにした。  ザガッソーは、普通のコメのように炊かなければとおもったらしい。


 用意した100円ショップの鍋!!(ほんとにあった。ちゃんと丼くらいのサイズ。アルミで、取っ手は発泡スチロール)におゆをいれてもらい、ストーブを借りて自分でちょいちょいと。  持参の梅干も発動。 おなかはおちついたが、


こしがいてええええ!!!!WWW



腰痛はすでに激化、寝ながらストレッチの為に腰をずらすのにも 「うぎゃっつ」! でトイレのため体起こすのもどこか痛みがはしりそうで、うつ伏せのまま30分くらい悩むという、その深夜。




    

、、、、、風が激しく、すげえ音。    テントが内側にたわんでビービー震えている。 雷のFlash。

「うーむ、、、」といいつつ、様子をみる。
...
私のテントは新しいモノで、 小型の一体型。2人はなんとか寝れるやつに、荷物をもちこんで一人で寝かしてもらってた。女性は車、あと一つの旧式テントに男ふたりが。



夜中、「バガサササバチャバチャ!!」「わわ」 「⭐️@@⭐️!?!っW#」

あちゃー、これは、、、!!
いくら腰痛くても傍観というわけには。体をおこしてライトをもってはいだす。


私のテントは、一体型で中の荷物が風上側にありちょうど重しになったか、無事そうだ。「車をテントの風上へ動かしたら、、、」といったらすぐやってくれた。 これはその後ずっと設営の方針にしたらしい。

   実は、車のそばに嵐の中、巨大ビニール袋にフトンをしいて寝ていた!!(←すげえ奴) ザガッソーを起こす。         やはりもう一つのテントが見当たらないなか、皆が何かをさがしてうつむいている。テントの部品だろう。   
余り役にはたたないだろうがごそごそ作業する中、ライトで地面を照らして協力...;;。

、、、20〜30分、いちおう、テントの部品は集めたのかあきらめたのか、、、とにかく皆休むことに。


風はよわまることなく、倒壊テントの立て直しは無理だろう。私のテントはもうひとりねられるのでザガッソーを、といったが車の荷物を出せば大丈夫、と車へ。

しかしその深夜




どかかかか!!   WW  ##☆  びかびかしゃーんん!!☆



豪快な音、あちこちでおちまくる雷。


...ここは谷あいとはいっても木などはない。 平原どまんなかと一緒である。で、こっちはテント含め小さい金属部品のかたまりである。


こわくて寝るどころの騒ぎではない。
ほかのメンバーは...そうか、車は安全なんだ。

  窓を開けたり座りこんだりしていたが、 寝るところがなくなるかもだが、避難させてもらおうと決意してチャックをあけたとき、


そとに「鉄のストーブ」  がおいたままになってるのを発見。 私のテントから100mほどである。 ..ならまあ、いけるだろう....?。

その後は暴風雨とイナビカリを鑑賞を堪能した。 

(w実は私は台風とか雷が大スキである。 危険さえなければだが。)


<ビニール袋テント>


嵐を耐え抜いたビニール袋。
これはすごい巨大で、私も展示パネルに保護に
畳がはいるほどのやつをつかったことがあるが,
その3-4倍ある。厚みも相当なものだろう。
たぶん毛布などをまとめて入れてたのだと思う。...
キャンプサポート3人はけっきょく、
 嵐のあと3人ともこのビニール袋に泊まることに決めたようだ。
 何かテントの部品がなくなったのかもしれないが、
そみそもビニール袋で嵐をのりきれるのに、うざい
 アルミパイプ と布をもちあるいたり組み立てたりする必要があるだろうか?
 頭の部分をまくれば星が見える。 上を閉じれば嵐を防げる。

あのあとすごい寒い夜もあったんだが、さすがに寒かっただろうか。 
 数年後にはキャンピングでみんな、ビニール袋に寝るようになってるんじゃないだろうか。



<3日目   9/7  聖地到達御礼> 

本物だった  ? パワースポットのご利益




翌朝。やはりおかゆを作って朝食、暴風雨を楽しみながら考えたことを発表す。
  残念だがお腹はほぼなおったがまだハラに力が入らない。嵐のわりにおきたら体の痛みはだいぶすっきりしてたのだが... 
 

 聖地駆け足は断念して、しかしできるだけ走る時間をとりたい。 予定と変えて、
「馬はここにおいておいて、一応目的地まで車で行って参拝して、さっと帰ってきて、残りの日程安全なスケジュールでできるだけ馬に乗ろう。」 と。

  それまでの動きを見ていて、よーかんがえると全行程が片道60キロ。車で1.、2時間の距離である。車だけで行けば1時間もかからずいって帰ってこれるはずと思ったのだ。 スタッフたちもまったくおなじことを考えていたらしい。

しかし、出発前、

「ちょっとだけ、のってみる?」   ときいてくれた。 
   やはり馬に乗るのが大好きなので.          .「うん!!☆」
はっきりいって車でいってかえって..のほうが彼らはずっと楽で、スケジュールも安定するのに、こう言ってくれた。  後から考えると、彼らも位置的なことを完全に把握してるわけでなく、  意外と目的地の近くまで来てしまっていることがわかったからかもしれない。  

結果...暴風と雷でリラックスしたおかげか?  また、鞭は馬が素直なのでつかい方は覚えたし、今回は必要ないと、鞭はもたないことにしたので手綱の使い方が楽になった。
そのせいもあってか、けっこう順調に進んだ。

<昼食時>

「後6キロくらいだ。このままいってみる?」
..........6キロなら、歩いたっていける♪。




■目標達成がリーチにはいる。■

さて、このときまでに創案した馬具セッティング。マー風。

  鞍は前部に「角」がある。つかまれるワッカか角状のもの。このときはモンゴル観光に多い太目の輪金具でなく、ちゃんとしたいわゆるウエスタン鞍で、もちても皮で非常に大きいやつだった。

<理由>
その1.  たづなを落とすと厄介だし危険なので、 どんな馬術でも鞍に何らかの形でつない

どいた用がいいと思うんだが。やってるところを見たことがない。やらない理由のほうが知りたい。

その2. 手綱は適度な位置を持つべきだが..... 鞭その他、もちなおさなければならないとき、そのたびに いったんつかまってる角から手を離して、両手を使ってさばきなおさなければならない。   でもこーやって結んどくと、  ぱっと握るだけですむ。ついでに、手綱をにぎって方向指示するのさえやめて図のような方法でしていた。 なんかバイクのようですが。  大カーブの方向転換なら可能でした。

その3 こんなことやる人は他にいません。マネせんほうがいいと思います。(でも便利て゛すよん。)




(すでにまともな乗馬じゃなくなって鞍にしがみついて走ってるだけである。前方のは目標のおかあさん岩)


そして途中。 前から思ってたことをシンフーに頼んだ。
「馬を交換して」
ジャガル君をみていて、戦車号より体力が弱くて、神経質なようだし、私のように変則的で不安定な走り方だと疲れやすいとは思ったが、戦車君の体が硬すぎ、力が強すぎて、私の体の負担が大きいし、とにかくとまってもらうのに力がいりすぎる。シンフーもジャガル君の体力的な面が心配だったようだが、  休憩を挟んで、馬を交換した。

これが効いた。



そこから、うそのように楽になった。 
体力を考えると、戦車君はいい馬だが、どうやら私が扱うには強すぎる馬だったようだ。

そしてパワースポット到着、といいたいとこだが、「エージデー」と書かれたゲートに到達。門からさらに2kmとのこと。...なんだが、    ほんとに2kmかなあ?#  「..お母さんの岩」 "エージデー"
、ゲート内は「岩」がゴロゴロだが、   神域らしく頂上に当たるのか開けている。 やっぱりときどきとまりながらだが、だいたい駆け足速度で順調に進んだ。のに、w たぶん一時間以上はかかっている。      なんか換算間違えてたんじゃW
まあ、うまくいったからよしとしよう!!。



ちょっと前から気づいたのだが、 鞭を持つのをやめると決めた後、やはり馬に駆け足にに
入らせるのにくろうすることもあったが、 シンフーが時々あおっていた。もういっかいクレーム。w
「そちらであおって走らせると、突然早くなったりするでしょう? 私はシンフーみたいに乗馬がうまくないので、リズムがくるって、いったん止まるしかなくなる。」というと、やめてくれた。.. ひょっとすると気づいていないときもやってたのかもw

普通、馬をあおるには 斜め後方か、真後ろかに立って、木の枝や長い鞭であおるか、ハッと声をだしてあおる。そうでなくて、併走しながら ツオクト(大)のように目で合図するのである。

で、余裕ができて、自分もできないか? と試してみた。
2頭はいちおう3日間をともにしている。 まずいったんシンフー/戦車くんの後方に回ってななめ左後ろから併走。(右からだと怖がるようだ)
戦車君の目を見ながらスピードを上げさせることはできた。(シンフーがあわせただけかもしれない。)が、こちらが上がって鼻がそろうまでいくと、戦車君なかなかそれ以上前に進もうとしない。戦車君はどうもジャガル君を追い越したくないようだ。(シンフーが別に客と競争する気がないだけかもしれない)
けど、なんとなくちょっと 「目配せで馬を動かす」ができたような、気がしてうれしかった。(すべて妄想かもしれんが。)



<聖地到着。>
車も到着している。ザガッソーたちもきちんとおまいり。
荷物から、米 とお菓子、飲み物 をわけてもらう。 おやつじゃなくて、奉納だ^^。



おかあさんの岩 は名のごとく、 肝っ玉なお母さんみたいな岩を祀っている。
やはり縁起ストーリーがあるというので、 あとでおしえて、といっていた。

(ところがこの夜もお話どこじゃなくなったんだが。)









   万国共通の(たぶん)「酒や飲み物をそそぐ」  儀礼は本来は、お母さんにかけるのだが、あまりおおいので代わりに壁にかけることになっているとのこと。
 米は、ここじゃないそうだ。 キャンディや、クッキーなどのお菓子を盛り上げた台があり、自分の持ってきたのをそこに加えて     祈る。(なにをいのったかはないしょ)
   そこで、そのお菓子の山からいくらか持って帰れ、という。 ...       甘いものは苦手なんだが....いったんささげられたものには、ありがたいご利益があるらしい。    ポケットにいくらかいただいて、そとへでる。  、ライスシャワーは外の子供岩にまくのだという。
そういった岩で大きめのやつは、治療の効能があって、体の悪いところをあてると治るのだという。



..やりましたよ。腰と背中。
結構効いたみたいです。 太陽であったかくなってるし、温熱治療効果はたしかに。 とおもったけど…
次号に続く。


さて....エージデーの神域内では無論キャンプできないので、すこしもどらなければならない。
さすがに疲れたので、今度こそほんとに車に乗せてもらうことにした。
ザガッソーも車の運転は大丈夫とのこと。wwwwwだが

  ぶつかる相手もない だだっぴろい荒れ地とはいえ、凹凸の激しい大小の岩と石だらけの荒地でドライブギア一本は、ちと怖かった..  「ギアを変える」ということが念頭にないらしい。  スリップ転倒頭ごっちんくらいはありそうである。

頼むから運転変わってくれと言ったんだけどねー
モンゴル人は、「日本は平和で整備された国。よって車の運転なんか下手なはずである。任せては危ない。」と思っているらしい。   
スーパー林道走らしたろかw。 



でもザガッソーは町育ちらしいけど、やっぱりタフなモンゴル女だったよ。

馬の一行は水場をさがすので別のルートを取る。
ツオクト(小)に、 聖地でなついた犬が、狩のようについていっててちょっとうらやましかった。

で.......      
   
  はぐれた。





いない.....

いない......


 


















この写真はほんとにこのときに撮ったもの。  でも、いったんみつけるのだが、水場がうまく見つからないようで、しばらくうちあわせたあと、またはぐれ、

えんえんと上の風景が。

打ち合わせの場所をさがすためか主道をはなれてほとんどみちのない草原へ....  かなり時間を食った。
私の出る幕はないが、「家のあるところへ行って尋ねたら? 」「それに一度休んだほうがいい。」といって、少しの間休んだ。
もう日が暮れかける。
ザガッソーは道へ戻り、走り始める。
    あらら、、、、、われわれは食料も車もあるから大丈夫。だが、馬の連中はあまり離れたらたいへんなのに..  .しかし..どうも、  「帰り道に待機すればいずれは通る。」    と決めたらしい。
かなりもどり、昨日キャンプした場所まで来てしまった。この距離だとかなりしんどいのでは.... でも、中途半端な戻りではすれ違う可能性がある。 

正しい決断だったと思う。

それにここはモンゴル。
行きくれた旅人を、遊牧民は家に迎える。千年以上、かれらはそうしてきたのだ。











いやまあ、...車のトランクに通常サイズの薪ストーブが転がってるのを見たときはたまげた。  

しかも一日3回、食事のたびに出して火をつけ、またしまいこんで車を走らせる。




なんか、すげえよこれ.......








疲れているがストーブを出して、食事を作り始める。「カロリーメイト」を出して一緒に食べた。
ちゃんとした餃子やボーズなどを作ってくれる。 お茶のあったかさがうれしかった。

いいにおいがしてきいたら、「ホルホグ」というごちそうも。これは本来羊の丸焼きだが、
鍋を使って町でも作れる方法で焼いたとのこと。ストーブに石を放り込み、焼き石と一緒に
鍋に肉を放り込むのだ。




いっしょにテントをたて、とっぷりとくれたころ...
...どうなるかなとおもいつつ、ときどき懐中電灯を回して点滅させる。

 どういうわけか、昼には立つ座るにもいちいち悲鳴を上げていたのが、うそのようになくなっていた。
  10時にはなっていたと思う。 わたしにはぜんぜん見えないが、サガッソーが、「来た」という。
それから5分もたってやっと私にも見えた。  

ツオクト(小)は、馬をひいていた。


馬もさすがに疲労しているはずである。


それからシンフーが現れるまで、また20分はかかったと思うが、二人には見えていたらしい。
(モンゴル人の平均視力は2.0  遊牧民などは8という人もいる。)







Quarter Moon, Waning Moon>
<上弦の月,下弦の月>


モンゴルでは,「昼の月は上弦の月,
夜の月は下弦の月」 なのだという。

月は夜のものだと思っていたが,,,...

薄明の刻だけでなく毎日、青い中天に,ちゃんと
出ている。 緯度がすこしちがうだけで,,,
なんか別の惑星にいるみたいだ。

上弦か下弦かは月齢によったと思うんだが、,,,
わからん、誰か説明して^ ^;;




、、、、ほんとに不思議なんだが パワースポットほんもの?。  

昼には休憩に横になっても  立つのに体を動かすたびに「うぎゃっ!」  だったのに、この夕方の食事中には、気がついたら普通に立ったり座ったりしていた、

このことをいったら3人とも半信半疑のようだったが...

けど、事実は事実




<9/8 翌朝 4日目>。

でも...翌朝には元に戻っていた。

ご利益は期限つきだったw.?...



なので、この場所は2日目にキャンプしたところ。朝食の後、「午前中はここで寝てることにしないか?」と持ちかける。   

馬もだいぶへばっているはずだし。行程は半日寝てても問題ない。


今日は天気もよく、 はじめてモンゴルらしい ぼーーーーーーーーーーーっつとした草原昼寝を楽しめた。


午後も、車で移動することにした。  馬も、普通に歩いて楽に移動できる。
ミネラルウォーターがほしいので、途中にある 「町」でかってもらうことにした。   これは、なんかよくわからない巨大な中国所有の工場の、敷地の奥にあるらしく、US ARMY と 大書し 帽子にMongolia  とかいためちゃくちゃ怪しい迷彩服の門衛が、「入ってもいいけど、車はだめ、モンゴル人しか入れない」と言われ、 30分近くもかけて歩いて買ってきてくれたのだ。




  20分ほど車ではしっただけだが、工場を出発したころすぐ馬も追いつき、 工場を見下ろす丘でキャンプすることになった。  馬もだいぶ休めたとのこと。


この日は風が強く、日が暮れるのも早かった。 辛うじてみえるところに、ゲルがある。
この丘は家畜や人の通り道らしく、珍しいキャンプを覗きに、人も牛もかなりおとづれた。
   バイクに乗ったおっちゃんに、ポストカードをプレゼントした。タフなおばちゃんも、バイクで。
女性のバイク乗りは初めてみたが、遊牧民はバイクが好きである。仕事にも使いやすいとはおもうが、土埃だらけの露天で、メンテナンスが大変だなあとおもうんだが、、、


群れからはぐれた子牛も覗きに来た。
心配してたら親グループが通りがかった。



寝転がってると地面に妙なものを見つけ、聞いてみた。



「天からのおくりもの」

丸い袋の薬は、高原の花はいのちを救う薬、
牛肉で釣れる銀、、、北の草原にも古くからの、物語に彩られた暮しの知恵の恵みが、、

...日本にもこういった言い伝えはおおいと思う。




草原に転がった小さな丸い木の実のようなもの。

くすんだ茶色の干し柿のような形だが触ると乾いていて軽い。 パリパリ剥くと中にはふ土くずというか,ふわふわの汚い綿みたいのが、、、

「これは "天のつんぼ"っていうんだ 。」





つんぼはよくないか、、、シンフーも、
「天の、耳の聞こえない人」といった。「聴覚障害者」というと、シンフーは漢字の意味を説明すればわかったと思うが、聞きとりづらいし暗いイメージも去らない。つんぼがよくないなら「耳の聞こえない人」がいいと思う。


どう見ても木の実である。
だが、大草原のこの地には、こんな実を成すような、木はないのだ。
「どこから来た何なのかわからないこれを、「天から落ちてきた」と馬の民は思ったのだ。
なぜ耳の聞こえない人、なのかはシンフーもわからない、だけどこれは天からの贈り物でもある。
なぜって、、。

痔に効く薬だからw。
いや笑っちゃいけない、馬の鞍に何時間も座って仕事をする労働者に痔は死活問題である

スイスの歌にも歌われる高原の花、エーデルワイスは心臓の薬だし、 よくみかける白いヨモギのようなのは肝臓にいいという。 馬糞だらけであまりきれいじゃない秋の草原だが、薬がいっぱいなのだ。


この夜はかなり寒かった。  ダウンコートを着て寝る。実はちゃんとした寝袋を持ってきてないので、用意していたエマージェンシーブランケットも使用。
あの薄いの、半信半疑だったがほんとに効きますw!

ただ、この時気づいたんだが、きのうから、出ないのだ。
えーつまり、便秘である。サラダとか作って協力してくれたが、、、
便秘の薬は、ないようだ。



9/9  日 (5日め)
翌朝、起きたら車が霜で白くなっていた。
しかし、、、、
驚いたことにスタッフ3人は、地面に、ビニール袋にくるまっていた。(3人が寝れるほどでかい)
車よりイケるのか、ビニール袋w。



で、乗馬。
昨夜も話し合ったのだが、、、

「胴ばかり痛くなって、 普通乗馬で痛くなるはずの太ももが全然。つまり足が使えていないのでは、、、」
シンフー「あのー、そりゃ鞍につかまってるからでは。放して普通の乗り方したらちゃんとできる、、、」

、、、、、、、彼は100パーセント正しい。
    考えてたら当たり前なんだが、思いつかなかったのはよっぽど腰がいたかったか、
落馬がこわくて考えるのを避けてたか、、、
実際、角につかまるのは変則だが、一回だけだが角をいつでも掴める態勢にしてたおかげで、
落馬を逃れたことがある。  「つかまらなくても、いつでも掴めるように」というポリシーでやってきたんだが、、、、

だが、とにかく駆け足  リズムにもだいぶ慣れた。というわけでちょっとずつ練習することに。



しかし、一応ツノに触れないよう左手を横にあげ、変なカッコだが走りはじめ、

「鞍に捕まる代わりに代わりにたづなを引いて後ろにもたれて」  これは知っていたのだが
どうにもヒモにを頼りにもたれるというのが怖い、、、それに、手綱引いたら馬止まるやんけ、、、 と。
  だが、とにかくやってみた。   駆け足でいきおいづいてると、多少ひいてもとまらないらしい。
走行中は、こうやって加速しすぎないようコントロールするということか、


実際、私の体重だと引っ張りが強くなってときどき止まるが、だいたいいける。

、、、戦車くんだったら、この乗り方が最初からできていれば、ちょうどよかったかもしれない。

やりはじめたら、10分で問題なくできるようになった。

昼に、、、、、よくもってくれた我があいぽんの最後の電力で、録画を頼んだ。
(でもカッコ悪いので公表しないもんねw)


 昼過ぎ、道路脇に積んだ工事瓦礫による山脈をこえるのに、


、、、、、といっても4〜5mはある急坂の崖。 先に一気越えしたシンフーは  はい、おもいきって、とかそくすけど、 戦車君とちがいジャガルくんが疲れてるようなので、山脈が尽きるまで尾根渡りすることにした。    とにかく手綱を緩めて馬を動きやすくし、軽く引いて指示する。幅は50せんちほどか、ガタガタの通路なのでこれだって不安定だが、ジャガル君もこの綱渡りを結構楽しんでいたようだ。

でも  落ちた時は馬をみすててすぐ、、、、とかイメトレしていた。^o^/
ややひくくなってきたところで駆け降りて着地。
はしるのもいいが、こういう騎乗も楽しいもんだな、と思った。


走る時は手綱をひき、それで体をささえる。これができるようになって、スピードのコントロールも楽になった。
はいいが、便秘のためかお尻が鞍に当たるたびにナニかが逆流してるような気がして、、、、、

便秘というのは生まれて初めてだった。いや〜〜あんなキモチの悪いもんだとは思いませんでした、、、、、、(;   ;)  たぶん腰椎をかばうためにずっと腹筋を異常に緊張させてたことが原因だろう。  乗馬姿勢が治ってもひきつった腹筋はそう簡単にほぐれない。


   途中、順調であとはゆるい下りの平地のせいか、手袋を落とした。両名マイペースになって、シンフーが見えなかった、、、。  いったん降りて自分で拾ったが、手綱をもったまま拾いにくくて、一瞬放した。  やばかったでづ。
     でも、手袋が踏まれたり、拾いにくい位置にこないように馬を動かす、それだけのことが結構むずかしかったんでついー;;
あとから聞いたら、「えっつ。?自分で拾ったの?そりゃすごい」ってなにがすごいのかよくわかんないが、見えてなかったのかwww


夕方、シンフーに聞くと、"今日はいままでで一番距離を走った。明日1日あるが、もう、ツーリストキャンプのすぐそばについてる。"とのこと。最近建造されたという、40メートルのチンギスハーン像の銀の頭が、  (といってもなんかキラキラ遠くに光ってるのが見えただけだが、)  見えた。

名所なんで、明日、行ってみる?と聞いてくれたが、ここから見れたから、いい。
と答えた。
なんか鎌倉の大仏のよーだが、最近作られたらしい。

さいごのキャンプは、犬に残った食糧をあげたりしながら、
一晩中便秘と闘った。  が敗北に終わった。


翌朝  9/10    最終日

朝、出発…車の二人に、電池が切れるまで撮ってとあいぽんをわたす。最後だから走りたかったのにのに、ジャガル君疲労がたまりすぎたか、わかってたけど、、、、あんまりはしってくれない、、、、。30分ほどですぐ出発地、ツオクト(大)のご家族の家に着く。




ごーーーーーーる!!!!!


ただ、午後も、ここの周辺を、ほかの日本人グループと一緒に乗馬することになるという。
     荷物を運び込み、ベッドの上で休憩。
サポーターとか腹を締め付けるものもはずしたりした。


午後。
私はもう一回戦車くんに乗りたい、といっておいたのだが、ジャガル君は実は到着後、、、
この近辺が彼の 家である。  待機してた少年がつなごうとしたが、、、、めったにないがおこって
あばれて逃げ出してた。     疲れ切ってるので、そのめま休ませることにしたらしい。


女性中心の12,3人のグループ。ガイドはシンフーと、もう一人、日本語が少しできる青年。

  戦車君はグループのほかの初心者の女の人に「配車」されてしまい、私はなんか、ぶほぶほいいながら引かれてきた黒鹿毛。シンフー「この馬、あぶないから引き綱つける?」
  おいおい、、、、、www
引き綱ってかえって危ないという経験しかないし、そこまでひどい馬じゃなさそうなのでことわった。  時々あるが、牝馬かもしれない。  普段常用に使わないが、馬が足りない時はひきだされる。  あまり調教をしてないので、乗りにくい場合がある。

  まあそうでもないが、  とにかくはしってくれない。初心者もいるので、速度をあわせないといけない。馬はグループ行動衝動が強い。こいいうときはやはり鞭を使わないと、なかなか群のスピードから外れてくれない。
  数回モンゴルにきたり、こちらで仕事したこともある女性や、「ワタシ英語ワカリマセン」と流暢な日本語でこたえてくれたフランス人など、いろんな人のいる楽しいグループだったが、
最後としてはちょっと欲求不満のたまる幕切れになるかと、思ってた、、、、


でも、途中で、これから帰るというとき、お客さんをもう一人のガイドくんにまかせて、
シンフーが群からはなれて走り始めてくれた!、、


もうしんどくて、お腹も無茶苦茶だったが、とにかく走れるだけ走った。
ありがとう。みんな。


その夜は、ツオクト(大)のお母さんの手料理で、くつろいだせいかやっと、、、

メンバーも、ここにとまるらしいが、明日会えるかどうかわからないというので、
ハグして握手して、別れを言っておいた。

客ひとりだから楽ではあったろうが、よく世話してくれたと思う!、
客が女ひとりと見るや、手抜いてスケジュールもごまかしまくり、自分のリクレーションをしてしまうものもいるのだ。 

ありがとう、シンフー、ツオクト、ザガッソー。

その夜は、ツオクト(大)のご家族の似顔絵を描いたりして過ごした。
息子さんの帽子に描いてあげた馬は元気かなあ。(アイポンが電源イッてしまって写真がないのが心残りである。)


以上、6泊6日、激動のモンゴルトレッキング、(完)

手配をしてくださった長岡氏に感謝します。
ガイドさんシンフー氏、ツオクト氏は、まだ珍しいとおもわれる プロの遊牧民かつ上級の
通訳で、乗馬ガイドだけでなく、私の遊牧や民俗に関する興味などもすぐ理解し、
的を得た興味深い話もしてくれました。他二人も、観光従事者として責任感のある人たちでした。
モンゴル旅行は5回目だが、こんなガイドさんたちははじめてだ。急速に発展してはいるものの、まだはっきりこういう意識のあるプロは少ないと思う。    彼らに出会えてラッキーでした。









































(((((((状況がわからなくても、はじめての土地でも、 この編成でいく部隊の隊長は私なのだ。そのつもりで仕切らないと、..シンフーやほかのふたりも、まじめな人物のようではあるが、いいかげんなやつらだと、なめられると、旅行のために投資した金も時間も、かれらのリクレーションのために費やされる羽目になる可能性もある。
  あとから考察すると、ツオクトさんの手配では、かなりきちんとした仕事がされているようだ。
サービス精神も責任感もきちんとある。  でも、他で同レベルのガイドにめぐりあえるかは、かなり運しだいである。))))))

(((((((教育者に必要な資質 として3者というのがあると聞く。

 ツオクトは確かに乗馬の名人だし、馬の訓練も一流。馬乗りにありがちな、「俺が上だから言うとおりしろ」 がなくて、「相手の資質をみる、自分の引き出しから対処法を考える、)))))))

 



((((この部分は後で追加
戦車君よりはナイーブで, 私の「手綱の位置が悪い、止まって〜」「そっちじゃない、こっち〜〜」に、ときどき�イラだつ様子をみせたし、後半だいぶお疲れでなかなか駆け出してくれなかったり、乗ろうとすると逃げようとしやがったが、w 




(ゴネるというほどひどくもなく、 お仕事はちゃんとやってくれる。 4m位の急坂ブランクを下るのを避けて土手の頂上を延々歩いた時は、綱渡りみたいな歩行を落ちついて楽しんでいたようだ。


戦車君より弱いかわりに 足が細く柔軟で、
 山路を行くには向いていると思う。)
ツオクトさんの馬たち、両君とも 個性はあれどきちんと訓練されていて、 他の観光地の馬に比べても、高グレードだと思う。)))))))

(((
attack to The Mother's Rock!!>
<Banzai Riding form special by Mar Akhalteke Art
- Not try do the same except professional s--->
good morning had come after Thunderstorm, I decided to
give up complate riding 6 days.
" My back aches & Airag sick & addition thunderstorm,
How about going to the Mother's Rock & cereblate , & back to here ...
all by car? Maybe very short time for car-drive." Shinhuu"...Yes!! we talked exactly same. After that the schedule will be very free."

 but  After Breakfast, I found myself much better sleeping in the Storm.
Shinhuu kindly proposed " Will you try riding Just a bit Shinhuu kindly proposed " Will you try riding Just a bit ?"

Though Car only plan is much easier & safe, He said so.
" Yes!! I d like it!!"

I plannned to arrenge my tuck.
& In the morning -ride, & asked Shinhuu to change horse.
"The Tank " is really good horse, beautiful & strong, & simple, good natured, educated nicely. But too strong for my weakened back.
Shinhuu's one is a backskin , Called "Jyagal " or "Shelga"
looked phisically eak. but not too strong. w

He was easier to stop & runs well.
The riding became much better after changing horse.

At lunch ," It is already 6-7km to Mother's Rock, will you try complate
?"
6-7km & all afternoon time. I can go on foot. !!! www

<Banzai attack Method>
<9/06 camp trecking rebiew>
<A deaf from heaven>













































((((右手は手綱と、左手は鞍についてる「角」につかまっている。一番不安定なときに手を離して持ち替えないといけないし。  私の手では指が短くて手綱や角と一緒につかんでもてないのだ。たとえできてもずっと持ってるのはつらい。 やはりおびにはさめるのがいいが、短い鞭やモンゴル型のではうまくつかえないのだ...))))

 ゅ((((((

 いやまあ、...車のトランクに通常サイズの薪ストーブが転がってるのを見たときはたまげた。  
 しかも一日3回、食事のたびに出して火をつけ、またしまいこんで車を走らせるらしい。

なんか、すげえよこれ.......))))))













(((((((((((((((((((嵐を耐え抜いたビニール袋。
これはすごい巨大で、私も展示パネルに保護に
畳がはいるほどのやつをつかったことがあるが,
その3-4倍ある。厚みも相当なものだろう。
たぶん毛布などをまとめて入れてたのだと思う。...
キャンプサポート3人はけっきょく、
嵐のあと3人ともこのビニール袋に泊まることに決めたようだ。
何かテントの部品がなくなったのかもしれないが、
そみそもビニール袋で嵐をのりきれるのに、うざい
アルミパイプ と布をもちあるいたり組み立てたりする必要があるだろうか?
頭の部分をまくれば星が見える。 上を閉じれば嵐を防げる。

あのあとすごい寒い夜もあったんだが、さすがに寒かっただろうか。 でも、 私がもってったエマージェンシーブランケット、あれも、、半信半疑だったが、ほんとにぬくい、、
数年後にはキャンピングでみんな、ビニール袋に寝るようになってるんじゃないだろうか

乗馬客の自転車ヘルメットだの、丸底の安全あぶみだのが、わずかにあいだに広まるのを,今まで見てきた。

乗馬の装備についても 千年の伝統がありながら、
一人ずつの都合に合わせて工夫するのに違和感をもっていないように思われる。よよよ99

9))))))))))))
ここで宣伝ページです!
 
このツアーを面倒見てくれた「ツオクトモンゴル乗馬学校」の案内ページ。
日本語です!!